ダイソーの大判不織布を使えば、コストはおよそ1/10! 詳しい使い方、便利な保管方法もご紹介。
不織布型紙のメリット
型紙にハトロン紙ではなく不織布をお使いの方も多いですよね。メリットは、ガサガサいわない、写しやすい、ボディに沿わせて補正しやすい、裁断時にまち針なしでも滑りにくい、柄合わせしやすい……という感じでしょうか。私も愛用しています。ただし本物の型紙用不織布ではなく……
ダイソーの農業用不織布です(街中のダイソーにはあまり無く、郊外のダイソーにはよく置いてある)。
90cm幅×8m取れて、108円。1mあたり13.5円です。やっす!
使い方
本物と同じです。本物に比べてちょっとペラいけど……
ちゃんと使えます。スケスケなので、より写しやすいかも(笑)。
写し取るときは、水性ペンを使っています(熱で消えるフリクションカラーズ。ドライヤーの風を当てれば全消しできます。※ドライヤーを遠めにかけてください。近いとチリチリになります。)
鉛筆も使えなくはないけど、不織布は目が粗いので炭素の粉が落ちて生地を汚すかも……と使っていません。
図書館の本を写すとき
①型紙→②透明テーブルクロス→③不織布の順に敷いて写します。クロスの重さで型紙の皺も伸び、ペンのインクが不織布を通過しても、クロスで完全ガード! ノーダメージで美しく返却できます。
↑クロスはこちらを使用(120×80cm、厚さ1mm)。一枚で、ちょうど型紙全部カバーできる大きさ。くるくるっと丸めて立てて保管できます。
型紙を直すとき
後で袖丈などを延長するときは、両面テープで延長分をくっつけています。ちなみに、100均の両面テープは質が悪いので、きちんとしたメーカーのものを使用。
不織布の保管方法
真っ二つに裁断すると、90cm幅×4m×2枚に。紙管にくるくる巻いておきます。2~3日置いておくと、たたみ皺も取れます。
作った型紙の保管方法
A4ファイルとA4クリアポケットを用意(どちらも100均でゲット)。
まず、クリアポケットを2つ、それぞれこんな風に切り開き(カッターよりハサミの方がやりやすい)、
中央を両面テープで貼り合わせます。これでA3サイズに。
型紙を入れて、
ふんわり二つ折りして、
ファイルにとじます。レシピと一緒に保管できます。
おわりに
以上、私のダイソー不織布の使い方でした。もうかれこれ10年ほど愛用していますが、特に不満なく、気兼ねなく使えて重宝しています。
ちなみに……先日、初めて本来の用途である菜園で使ってみたのですが、紫外線に焼かれてたった2ヶ月でボロボロに! ということで、農業用には全く使えません。この子はもはや「洋裁民の型紙のために存在する」と言っても過言ではないと思われます(笑)。